牧場を譲ってほしい
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牧場を譲ってほしい
自営就農は、牛や施設・農地などを自分で準備し、搾った生乳を販売することで利益を得ます。資本を持たない雇用就農と比べ、初期投資が必要となりますが、酪農をやめる人から牛や牛舎・土地などの「有形資産」と飼養技術・経営ノウハウなどの「無形資産」をまとめて譲り受ける「第三者継承」を活用すれば、譲り受けたその日から搾乳することができ、確実に収入を得ることができます。
自営就農のイメージは、「起業」とよく似ています。例えば、自分のお店をオープンする場合、どこで、何をどのように売るか、開店資金はどうやって調達するか…。酪農も、基本的な考え方は同じです。
まず、どんな酪農を経営するか自分の「酪農イメージ」を作ってみましょう。ポイントは、「どこで(場所)」と「どんな経営(規模)」の2点に絞って考えること。
まず、どんな酪農を経営するか自分の「酪農イメージ」を作ってみましょう。ポイントは、「どこで(場所)」と「どんな経営(規模)」の2点に絞って考えること。
場所の選定は、新規就農者の受入や資金面の積極的な支援を行っている就農地を探しましょう。規模は、得たい所得を目安に牛の頭数を割り出します。例えば、年間600万円の所得を得るには、約30頭の経産牛が必要になります。そして、その規模で一般的な「つなぎ牛舎」を選択するのであれば、目指す酪農イメージは「30頭規模のつなぎ牛舎の経営」ということになります。
次は、「受入れ先」を探しましょう。幅広く情報収集できるイベント「新・農業人フェア」や都道府県が開催する「就農相談会」などに積極的に参加し、自分の就農イメージを相談してみましょう。移譲希望者がいる受け入れ先を優先的に探すのも良いでしょう。また、本サイトでも譲りたいという方を検索することも可能です。
続いて、「受け入れ先(就農地)」を決めましょう。「マッチング」を何度も行い、お互いの相性を確認します。簡単に決まるものではないので、この間に自分の意思確認、家族の同意、自己資金の確保などを進めておきましょう。
受け入れ先が決まれば、いよいよ「就農研修」のスタートです。「就農研修生」や「実習生」として、通常1〜3年かけて飼養管理技術と経営管理技術を学び、自営就農へとつなげていきます。